本当の終わり

2003年9月22日
元彼女からメールが返ってきた。
まあ大体予想のできた内容だった。

もうこんなやさしい言葉をもらえるなんて思ってなかった
とか、僕が私(元彼女)を友達として受け入れてくれることを待つ
とかね。
あとは、本当にありがとう。の繰り返しだった。

意外だったのは、元彼女はバイトを辞めるそうだ。
公務員の勉強のために。
あれだけ僕に辞めないでと言っておきながら。

二日もメールを返さなかったのは、
考えても何から伝えていけばいいかわからなかったからだと書いてあった。

これで僕と元彼女との恋愛は完全に終わったんだ。

良い思い出をありがとう。


追記

その後僕は元彼女に電話してしまった。

元彼女はいつもの様子で本当に公務員を目指そうかどうかとか、勉強の愚痴とかを言ってきた。

本気で迷っているらしくて、僕は公務員を目指したほうがいいって言った。
彼女はその職に就くのが夢なのは知っているし、何よりその職に関することがすきなんだ。
「バイトを辞めちゃうのは残念だけどね」とも言った。

でも、偶然であり必然でもあるのだけど、元彼女がバイトを辞めなければならないっていうのは僕にとってプラスだろう。
もし僕が元彼女といるのが辛くて辞めたら未練が残るだろうし、元彼女が僕に気を使って辞めたとしても、僕はやりきれないだろう。

だからちょうど良かったって思う。
色々な歯車が僕を少しずつ救ってくれている。

そして僕は自然と話すことができていた。
バイトで会って話したりするより、切ない感情が湧いてこないせいだろうか。
いや、多分終わったっていうことを自分の中で確認できたからだろう。

公務員の専門学校は僕の住んでいるところにあるらしく、元彼女は言った。
「私が専門終わって、たくが暇だったら一緒にご飯でも食べようね」と。

僕は「うん」って言った。
「またメールする」って元彼女は言った。

電話をして良かった。

久しぶりに心が落ち着いている。
蒼く澄んだ空を見ているみたいだ。

僕は思い出したんだ。
終わりを告げるということは、新しい始まりが訪れるってね

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